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製造の特徴


価値観の多様化の中で、味覚の好みも多様化しております。 そのような時代の二一ズが大きくなればなるほど、 私どもの小回りのきく、小ロット対応生産ラインを持つ工場が真価を発揮します。 私どもは食へのこだわりを大切にされている お客様のご要望の大小にかかわらず対応できる小ロット製造をも大切にし、 企業の大きな特長としてまいります。

麺に使う小麦粉はポストハーベスト(収穫後の農薬薫蒸)の心配のない国内産、または、外国産有機小麦粉を使用しています。国内産の小麦粉は中カ粉がほとんどのため、麺のコシを出すのに苦労します。そのため、グルテンを足したり、試行錯誤を重ねてシコシコとした麺に仕上げています。また、国内産の原料を使うことは日本の農業を支えることにもつながります。

合成のかんすいは摂りすぎると、その成分や強アルカリ性がからだに悪影響を及ぼすと言われています。今でこそ「無かんすいラーメン」はそう珍しくない商品ですが、当社で初めて発売した昭和47年では、無かんすいでコシのある麺にするのは大変難しく、苦労の末に「多加水製法」を取り入れた製法を考案し、「無かんすいラーメン」の製法特許を取得しました。現在ではさらに新しい製法を取り入れておりますが、「無かんすい」の先駆け的存在であり、今もその製法を守りつづけているのです。

麺発祥の地、中国では古来より製麺にかん湖という炭酸ナトリウムのアルカリ性の強い湖から取れた天然結晶かんすいを用いて、麺に独特のコシ、風味、色を出してきました。 しかし、近年では中国でも日本と同様に合成のかんすいが使用されていました。 ところが1992年内モンゴル自治区で恐竜の化石発掘をした際、化石の下に天然かんすいの莫大な沖積層が発見されました。折しもその後、中国ではオーガニック食品の開発が始まり、その麺作りに天然かんすいが使用されるようになり、普及していきました。今では、官営の天然かんすい工場が数箇所あるそうです。 そして、日本でもその天然かんすいの使用が認められるようになりました。 この特徴は、リン酸塩などを含まず、合成かんすい独特の強い異臭が無く、ソフトでなめらかなコシのある、風味のある麺に仕上がります。 当社では、これを用いたノンフライラーメンを開発してまいる予定です。

化学調味料はどの食品の味も似たような個性のないものにしてしまい、また、現代人の味覚障害増加の原因ではないかとも言われています。当社では本物の肉や魚・野菜でとったダシ(スープ)をふんだんに使い、うま味成分としては酵母エキスや植物性タンパクを使って、味に深みを出す工夫をしています。忙しい時手軽に食べたい即席麺だからこそ、できるだけ、手をかけた手作りの味に近いものにしたいという思いを込めています。

 
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